


「夜中に何度もトイレに起きてしまう」「トイレが近くなり、回数が増えた」などの排尿に関する悩みは、中高年になると誰にでも起こる自然な現象です。男女を問わず、加齢にともない膀胱の容量が小さくなってしまうことや、腎臓のろ過機能の衰えによって尿の濃縮がうまくいかず尿量が増えることも要因のひとつです。しかし男性の場合、排尿トラブルの原因は前立腺肥大が多くを占めるようです。加齢とともに前立腺が肥大するのは自然な現象ですが、前立腺は膀胱の出口付近にあるため、肥大することで尿道や膀胱が圧迫され、頻尿や残尿感などが起こりやすくなるのです。
女性の場合も加齢とともに頻尿になったり、少しもれてしまったりすることは珍しくありません。女性の尿道が男性に比べて短いことや尿道括約筋や骨盤底筋の衰えなどが要因とされています。ただ、細菌が肛門から尿道に入りやすいこともあり、急にトイレに行く回数が多くなった場合は尿道炎や膀胱炎などの感染症が原因であることも考えられます。
女性の場合も加齢とともに頻尿になったり、少しもれてしまったりすることは珍しくありません。女性の尿道が男性に比べて短いことや尿道括約筋や骨盤底筋の衰えなどが要因とされています。ただ、細菌が肛門から尿道に入りやすいこともあり、急にトイレに行く回数が多くなった場合は尿道炎や膀胱炎などの感染症が原因であることも考えられます。
尿道は約20cmの長さで、まわりの組織に囲まれて固定されています。膀胱の出口には前立腺があり、肥大すると膀胱や尿道を刺激してしまいます。
尿道は約3cmのまっすぐな管で、出口は骨盤底筋といわれる筋肉群に囲まれています。加齢により骨盤底筋群が弱ってくると、排尿コントロールがしにくくなります。

※日本排尿機能学会が実施した40歳以上の1万人を対象とする排尿症状の疫学調査より推定
排尿トラブルを改善するためのひと工夫
温めて血行よく
1年を通じて、特に下半身を冷やさないように注意しましょう。ゆっくり入浴して温まり、血行をよくするのもよいようです。

尿道を締める運動を
あおむけになって軽く脚を広げ、ひざを曲げて、肛門をぎゅっと締めたりゆるめたりして、尿道周辺の筋肉を鍛えましょう。この運動を続けることで男女とも、排尿トラブルの軽減に期待できます。

バランスのよい食生活を
バランスのとれた和食がおすすめです。肉より魚、食物繊維もたっぷりと摂って、便秘にも注意しましょう。

水分補給は適量を
水分を摂り過ぎると頻尿になりますが、トイレに行くのを気にして水分制限し過ぎても、体内に老廃物が溜まりがちになります。水分補給は適度に。

排尿トラブルにおすすめの成分
![]() |
ノコギリヤシエキス |

北アメリカ原産のヤシ科の植物。果実は、古代エジプトやアメリカ先住民の間でも排尿トラブルの治療に使われていたと伝えられています。近年では研究が進み、β‐シトステロールなどの成分が複合的に働いて、前立腺の肥大化を防ぎ、それにともなう諸症状を改善するのに役立つとされています。イタリアやフランスなどでは、初期の前立腺肥大症の治療薬として認可されています。
春黄金花(ハルコガネバナ)の実エキス
年齢によるからだの衰えを防ぐとされています。
オオバコの種子エキス
抗炎症、利尿作用や、排尿障害に対する作用も期待されています。
ヤマイモエキス
古くから滋養強壮食材として伝わる。衰えた体力の増強に役立つとされます。
ニラの種子エキス
滋養強壮で知られ、血流を改善し、からだを温め、疲労回復に働くと考えられています。
ニッケイエキス
桂の木の樹皮。利尿、発汗、血行促進作用があるといわれ、からだを温めます。
クコの実エキス
薬膳料理や漢方に欠かせない素材。からだの過熱を抑え、滋養作用があるといわれます。
オランダビューの種子エキス
抗菌作用があり、血流をよくして、冷えを改善します。
![]() |
カボチャ種子エキス |

薬用カボチャの一種であるペポカボチャの種子から抽出したエキスで、古くからヨーロッパなどで頻尿や尿失禁、残尿感などの尿トラブルの治療薬として用いられてきました。尿道の括約筋の働きをよくするとされ、頻尿や尿もれ、残尿感などの症状を改善する作用があります。
![]() |
||
![]() |
![]() |
|
排尿の回数は、気温の変化や発汗量、摂取した水分量、不安や緊張などの精神状態によっても異なります。特に思いあたる要因がないのに頻尿の状態が続くときは早めに専門医に相談することをおすすめします。 |
||





