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グルコサミンとは?
通信販売や薬局、テレビや新聞の広告などでよく見かけるグルコサミン。しかし、“どんなものなの?”“期待される効果や働きは?”とわからないことが多いのには理由があります。グルコサミンは薬ではなく、栄養補助食品という食品の分野に位置づけされ、薬事法という法律で“効能をうたってはいけない”と定められ、“どんな効果を期待できるのか?”などを表示できないのです。
すこぶる読者の皆さん、日本の医者に“グルコサミンって効くの?”とあまり聞かないでくださいね。制度上、医薬品として定められていないグルコサミンを医師が研究することは難しく、あまり情報をもっていないからです。しかし、欧米では数百人、数千人規模の臨床試験がすでに行われていて、最近では日本においてもいろいろな試験、研究がなされています。
グルコサミンは人間の体内では軟骨、皮膚、腸、脳などに存在する、糖たんぱく質成分の一種です。“ひざ”でいえば、ひざの軟骨を形成する部品の一部といえます。中高齢者に多い変形性ひざ関節症の、ひざの痛みに対して使われ始めたのはヨーロッパにおいて今から30年ほど前からです。現在、ヨーロッパの一部の国では医薬品として認められていて、日本でも最近は“サプリメント(栄養補助食品)”として普及しています。
次回は、グルコサミンとひざ痛についてお話しします。
Lee, Y. H. et al., Rheumatol. Int., 2009、Glucosamine/Condroitin Arthritis Intervention Trial (GAIT), 2005 など
磐田 振一郎 先生
いわたしんいちろう
磐田 振一郎 先生
慶應義塾大学医学部卒業。医学博士。同大学大学病院勤務後、2004年より米国スタンフォード大学工学部生体医工学研究室で客員研究員。帰国後整形外科医として、膝関節疾患を中心とした治療を専門とし、ひざの動作解析や、MRIによるひざ軟骨の測定などを研究。NPO法人「腰痛・膝痛チーム医療研究所」代表理事。米倉脊椎・関節病院(東京・足立区)、石井病院(伊勢崎市)、古河病院(古河市)、台東区立台東病院整形外科医。
「腰痛・膝痛チーム医療研究所」のホームページ http://www.koshi-hiza.org
「磐田振一郎先生」のホームページ http://hiza-doctor.com
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