


日本人での臨床報告がほとんどなかったノコギリヤシですが、小林製薬中央研究所では、臨床医師との共同研究で日本人の臨床試験を実施するなど、ノコギリヤシ果実エキスの機能研究が進められています。

小林製薬(株) 中央研究所 通販開発グループ
薬剤師 青木 洋満 研究員
薬剤師 青木 洋満 研究員
「ノコギリヤシ」を配合した製品の開発担当、青木です。
「日本人には、どうなの?」との皆さまからのご質問、
ご期待にお応えできる臨床結果です
ご期待にお応えできる臨床結果です
「夜中に何度も…」「キレが悪い」などといったトイレの悩みを感じる方は、加齢とともに増えていきます。ヨーロッパではノコギリヤシ果実エキスが、初期の前立腺肥大症にともなう排尿障害を改善する治療薬として使用されており、多くの臨床試験から安全性や有用性が確認されています。ノコギリヤシ果実エキスの働きについては欧米人のデータは豊富にありましたが、日本人のデータがほとんどなく、これまで「日本人にはどうなのか?」というお客様からのご質問を多数いただいておりました。
お客様の疑問にお答えできればと、小林製薬(株)中央研究所では臨床医師との共同研究で日本人の臨床試験を実施。軽度から中程度の前立腺肥大症の患者さんに、小林製薬が独自に開発した“ノコギリヤシ果実エキスを含む食品”を2ヵ月間摂っていただいたのです。その結果プラセボ(偽薬)と比較して、前立腺肥大にともなって起こる「夜中に何度も…」などといった排尿トラブルの改善が示されました。その臨床結果を11月に学会で発表したのが下のグラフです。お客様のリクエストにお応えしたこの試験の意味合いは大きく、お客様が製品を選ぶときの参考にしていただける結果が出たと考えています。
お客様の疑問にお答えできればと、小林製薬(株)中央研究所では臨床医師との共同研究で日本人の臨床試験を実施。軽度から中程度の前立腺肥大症の患者さんに、小林製薬が独自に開発した“ノコギリヤシ果実エキスを含む食品”を2ヵ月間摂っていただいたのです。その結果プラセボ(偽薬)と比較して、前立腺肥大にともなって起こる「夜中に何度も…」などといった排尿トラブルの改善が示されました。その臨床結果を11月に学会で発表したのが下のグラフです。お客様のリクエストにお応えしたこの試験の意味合いは大きく、お客様が製品を選ぶときの参考にしていただける結果が出たと考えています。
ノコギリヤシ果実エキスを含む食品が
日本人男性の臨床試験でも
前立腺肥大の症状を改善 日本人での臨床報告がほとんどなかったノコギリヤシですが、日本人の前立腺肥大症の患者さんにおいても、ノコギリヤシ果実エキスを含む食品が、前立腺肥大症の症状改善に働くことを「第11回日本補完代替医療学会学術集会」で発表しました。
![]() ▲横浜市中区で行われた
「第11回日本補完代替医療学会学術集会」の様子 ![]() 前立腺肥大症患者のうち6人は、1日にノコギリヤシ果実エキス320mgを含む食品を8週間摂取、別の6人はプラセボ(偽薬)を8週間摂取した結果、ノコギリヤシ果実エキスを含む食品摂取群はプラセボ群に比べてIPSS※のスコアが有意に改善した。
第11回日本補完代替医療学会
学術集会より |
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※ WHOが作成した、前立腺肥大症を診断する基準のひとつで、排尿状態などについて7質問項目からの合計点数によって評価する。点数が高いほど重症。
試験で患者さんに摂っていただくプラセボ(偽薬)
づくりにも苦労しました
づくりにも苦労しました
患者さんにご協力いただく臨床試験ですから、いろいろと気を配りました。たとえば、臨床試験ではプラセボ(偽薬 有用成分は含まないのですが、見た目は有用成分を含んだものと同じで見分けがつかないもの)を用います。プラセボと被験食品(今回は“ノコギリヤシ果実エキスを含む食品”)を同様の見かけ(微妙な茶色を出すため)にするのは非常に難しく、苦労しました。もちろん患者さんが摂られるものですので、安全性や安定性に関する試験を、通常の栄養補助食品と同じように行いました。
6ヵ月以上の摂取でさらに改善に期待できる成分です
今回の試験は2ヵ月間での評価でしたが、米国などで行われたノコギリヤシ果実エキスを含む食品の臨床試験では、6ヵ月以上摂取した場合のものが多く、6ヵ月間以上の摂取で、さらに改善が期待できる成分だと考えられます。
父や知人などから、この食品を摂り続けた喜びの声を聞いたときには、本当にこの開発をしていてよかった、と実感し、何よりもお客様からの喜びのお手紙を拝読すると、うれしくて苦労も吹っ飛びます。皆さまの生活の質(QOL)を高めるためのお役に立てる栄養補助食品の開発に携われたことを、心から誇りに思っています。
父や知人などから、この食品を摂り続けた喜びの声を聞いたときには、本当にこの開発をしていてよかった、と実感し、何よりもお客様からの喜びのお手紙を拝読すると、うれしくて苦労も吹っ飛びます。皆さまの生活の質(QOL)を高めるためのお役に立てる栄養補助食品の開発に携われたことを、心から誇りに思っています。
北米フロリダにある
ノコギリヤシの収穫地を訪れました
ノコギリヤシの収穫地を訪れました
ノコギリヤシは、主に北米フロリダ半島で収穫される、自生の植物です。ハリケーンなどの自然災害のほか、近年では開発が進むことなどから良質な果実を集めることは難しくなっています。その果実を、ひと粒ひと粒機械を使わず手で収穫し、収穫した果実はその油脂を分析。ノコギリヤシ果実エキスの原材料に最適である有用な油だけを、特殊な方法で丹念に抽出していきます。
▲小林製薬(株)中央研究所通販開発グループ課長 長尾淳二 研究員
湿地帯に育つノコギリヤシの果実は手で収穫します。
湿地帯に育つノコギリヤシの果実は手で収穫します。




