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小林製薬中央研究所便り
よく落ちて、肌が潤う 新・メイク落としを開発
倉貫 悦子 研究員
小林製薬(株) 中央研究所 通販開発グループ 
倉貫 悦子 研究員

ひとこと
皆様、初めまして。「ヒフミド クレンジングミルク」開発担当の倉貫です。
お客様のご要望から誕生したメイク落としです
「ヒフミドクレンジングミルク」は、「ヒフミドシリーズのクリームやローション」などをお使いのお客様からの「肌にやさしいお化粧落としが欲しい」との多くの声から生まれました。
クレンジング(メイク落とし)というと、メイク汚れをしっかり落とすことが重要視されがちです。しかし汚れを落とすには、洗浄成分がたくさん含まれていることが多く、肌に負担がかかる場合もあります。つまり“メイク汚れを落とす力”と“肌へのやさしさ”は相反することなのです。私達の考える理想のクレンジングは「肌に負担をかけずにメイクをしっかり落とす」ものです。
肌への負担を最小限にするための処方に苦労しました
理想のクレンジングを開発するために多くの処方を繰り返し試作しました。クレンジング力には「汚れをなじませること」と「汚れを洗い流すこと」が必要です。汚れをなじませるのは油成分、汚れを洗い流すのは水になじむ成分なので、“油と水”という反発しあう成分を、適正なバランスでうまく配合した処方にするために、試作を重ねたのです。
ミルクタイプで理想のクレンジングを実現
クレンジングといってもさまざまなタイプのものが市販されています(表1)。とくに敏感肌や乾燥が気になる方は、肌に負担をかけない、油分と水分を適度に含むクリームタイプやミルクタイプがおすすめです。なかでもミルクタイプは、より肌にやさしいのですが、汚れ落ちに不満が残りがち、という弱点があります。肌にやさしいというミルクタイプの長所をいかしながら、汚れ落ちの弱点をカバーするために、さまざまな成分の配合割合や組み合わせに細心の注意をはらいました。一度お使いになれば、肌にやさしくしっかり落とす、というクレンジングの理想を実感していただけると思います。
クレンジング後の肌が潤って保水力が高いと、肌表面の角質がきれいに1枚だけはがれるとともに、キメが整います。
角質のかたまりは、加齢や乾燥などによってでき、肌の美しさが損なわれたり、スキンケアがうまくいかないこともあります。
不要な角質がなくなると、角質層のすき間の天然保湿因子やセラミドなどが満たされやすく、理想の水分量に。肌の生まれ変わりもスムーズで、潤いのあるキメの整った健康美肌です。
古い角質が溜まり、厚くなると、水分や潤い成分が行き届かなくなり、肌表面が乾燥し肌荒れが起こります。また、肌の生まれ変わり(ターンオーバー)も乱れ、肌乾燥やトラブルの原因に。
肌に負担をかけず、よく落ちるミルクタイプ
〜クレンジングの種類を比較〜 【表1】
ミルク
油分と水分を適度に含み、クレンジング力、摩擦などの物理的ダメージ、洗浄成分(界面活性剤)のバランスがとれ、肌に負担がかからない。敏感肌や乾燥肌の方にもおすすめ。
オイル
液体のためこすらず使え、肌に物理的なダメージは少ない。クレンジング力(脱脂力)が高く、肌に必要な脂までも取り去ってしまう可能性もあるため、肌の弱い方には注意が必要です。
クリーム
油分と水分を適度に含み、保湿力はありますが、メイク汚れとなじませるためにマッサージが必要で、肌をこするという物理的なダメージを与える可能性もあるため、肌の弱い方には注意が必要です。
ジェル
油系
油系のものはオイルに次いでクレンジング力が高く、肌に必要な脂までも取り去ってしまう可能性もあります。
水系
洗浄成分(界面活性剤)の配合量が高いものが多いため、肌の弱い方には注意が必要です。
リキッド
こすらず使えるため、肌への物理的なダメージは少ない。洗浄成分(界面活性剤)の配合量が高いものが多く、肌の弱い方には注意が必要です。
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