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小林製薬中央研究所便り
“行者にんにく”の抗疲労作用について学会発表しました
行者にんにくは、東北や北海道、ロシアなど、北の地域に自生する植物。生長が遅く栽培も難しいことから希少な植物とされます。
直江 真里 研究員
小林製薬(株) 中央研究所 通販開発グループ 
直江 真里 研究員

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行者にんにくの抗疲労効果が実験から示唆されました
行者にんにくは、ニンニクやニラに近い独自のにおいをもち、におい成分には健康に有用な作用があるとされています。かつて行者が厳しい修行に耐える為にこっそり食べて体力をつけたことから名づけられたとのいわれがあり、古くから滋養強壮、疲労回復の働きがあるとして、食べ続けられてきました。今回の研究では、行者にんにくを摂ることによる、持続力の増加や、疲労に対する回復作用をラットで試験し、その結果、上の図説のようにラットの運動持続時間が長くなり、抗疲労作用があることが示されました。
日本食品化学学会にて行者にんにくの疲れに対する作用を発表
方法
ラットを普通食のエサを食べさせて運動させた群と、普通食に行者にんにくを加えたエサを食べさせて運動させた群に分け、2週目、4週目に回転式運動量測定装置を用いて、運動持続時間を測定した。
結果
行者にんにく摂取群のほうが、運動持続時間が長く、つまり、疲れにくくなったことが推察された。
日本食品化学学会第15回総会・学術大会
試験データの結果からさらに自信をもっておすすめできるように
直江 真里 研究員
私は以前、行者にんにくの自生地を訪問し、収穫されている方やそのご家族にお会いして「行者にんにくを食べると元気がでる!」「風邪をひきにくい」「力が湧いてくる」という声をたくさんうかがいました。確かに年齢を重ねておられても皆さん非常にお元気で、なるほどと感じていましたが、研究者としてはやはり、それらを示す客観的なデータが欲しいとの思いがありました。今回の試験で、行者にんにくを摂ると元気になる、疲労によい、ということが確かめられ、学会で発表できたことは、担当者としてとてもうれしく思います。さらに自信をもっておすすめできるようになりました。
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