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小林製薬中央研究所便り
蜂の子・ヘスペリジン・GABA(ギャバ)摂取による耳鳴り改善作用を発表しました
渡田 整治 研究員
小林製薬(株) 中央研究所 通販開発グループ 
渡田 整治 研究員

耳鳴りを感じている人※2は60歳代では21% 生活の質の低下にも
外からの音がないのに、耳の中や頭蓋の中でキーン、ゴーなどの音が聞こえるのが、耳鳴りです。小林製薬の調査によると、50歳代で14%、60歳代では21%の方が耳鳴りを感じていて、50歳代以上であれば約600万人にあたると推計されています。医療機関での治療方法は、ビタミン剤や血流の循環改善薬、精神安定剤などの薬物での療法と、カウンセリングなどの心理療法、音楽療法、食事による栄養改善などがありますが、根本的な治療法は、まだ確立されていないのが現状です。
※1 酵素処理ヘスペリジン ※2 耳鳴りを週に1回以上感じている人
小林製薬生活者調査(40〜69歳 男女合計3312人)2005年9月 より
耳鳴りが起こるメカニズムは、詳しくはわかっていないようですが、耳の中にある蝸牛内の細胞に異常が起こるためとされています。
蜂の子・ヘスペリジン・GABAを摂取することで耳鳴り患者の症状をやわらげることが示唆されました
(第56回日本生薬学会にて発表)
第56回 日本生薬学会での渡田研究員
▲第56回 日本生薬学会での渡田研究員
今回は、実際の耳鳴りにお悩みの患者さんに、アミノ酸を含む「蜂の子」、GABAを含む「GABA含有乳酸菌発酵エキス」、ヘスペリジンを含む「酵素処理ヘスペリジン」を配合した食品を摂っていただきました。
蜂の子→伝承的に滋養強壮によいとされ、血流改善作用の報告がある。
ヘスペリジン→ミカンの袋や皮の白い部分に含まれるポリフェノール。血流改善、自律神経に対する作用の報告がある。
GABA→精神安定作用の報告がある。
摂っていただいた結果、メカニズムについては詳しくはまだわかっていませんが、蜂の子・ヘスペリジン・GABA配合食品が耳鳴り患者の主症状をやわらげる作用があることが示唆されました(日本生薬学会にて発表)。
医師の総合判定で、耳鳴りへの効果がみられました。
方法
18歳以上65歳未満の、耳鳴りを主訴として受診した患者28名に、蜂の子、酵素処理ヘスペリジン、GABAなどの配合食を4週間投与し、摂取前後で耳鳴りに対する効果判定を行った。効果判定には、医師が問診と調査票を総合して、4段階で判定を行った。
結果
蜂の子、ヘスペリジン、GABA配合食品を投与した28症例のうち、有効率は64%であり(著効群2例(7%)、有効群14例(50%)、やや有効群2例(7%))、無効率は36%(無効群10例(36%))であった。投与期間中に重大な副作用、合併症は認められなかった。
これまで、小林製薬 薬剤師お客様相談室に「いつも不快な音が気になる」などの耳鳴りに関するご相談をたくさんいただいており、なんとかお応えしようと研究を重ね、蜂の子・ヘスペリジン・GABAの素材にたどりつきました。その働きや安全性について研究を進めて、上記の臨床研究では、実際の患者さんのつらい症状をやわらげるというよい結果を得られました。このような栄養補助食品を開発できたことを、とてもうれしく思います。これからもさらに臨床研究を進めて参ります。
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