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すこやか通信vol.18

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アスタキサンチン

【アスタキサンチン】Astaxanthin
サケ、イクラ、マダイ、エビ、カニ、オキアミなどの海洋生物に多く含まれる赤橙色の色素成分。スーパーカロテノイドと呼ばれるほど強力な抗酸化作用をもつ。自らつくり出せるのはヘマトコッカス藻など主に海洋の植物と微生物のみで、動物はそれらを摂取することで取り入れている。

特に優れた抗酸化力をもつ天然由来のカロテノイド

アスタキサンチンは、ヘマトコッカス藻などの藻類や微生物が紫外線などから身を守るために自ら合成する色素成分です。それらを食べたエビやカニなどの甲殻類、サケやタイなどの魚類がからだに蓄積する、カロテノイドの一種です。
サケが産卵のために流れの激しい川を遡上できるのは、エネルギーが産生されるときに発生する大量の活性酸素を、蓄積したアスタキサンチンが消去してくれるためといわれています。また産卵した卵、イクラにもアスタキサンチンは多く含まれており、その優れた抗酸化作用によって、水深の浅い川での紫外線による活性酸素の影響から守られていると考えられています。アスタキサンチンは、体内の活性酸素を消去する抗酸化作用がカロテノイドのなかでも大変高く、なかでも脂質の酸化を抑える力はビタミンEの約1000倍に相当するというデータもあるほどです。

目のピント調節機能に働きかけて疲れ目を予防・軽減

最近はテレビやパソコン、携帯電話の画面などを見る時間が多くなり、眼精疲労を訴える人が増えています。目には水晶体というレンズがあり、それを支える毛様体筋が伸縮することで水晶体の厚さを調節してピントを合わせています。目を使い過ぎると毛様体筋のピント調節機能が低下します。アスタキサンチンは、毛様体筋の血流を促し、その機能を改善するとされており、眼精疲労の改善に役立つと考えられています。また、アスタキサンチンは、運動によって筋肉内に発生する活性酸素を消去して筋肉の損傷を防ぐといわれ、筋肉疲労の回復が早まったり、持久力がアップしたなどの報告もあるほか、シワやシミを防ぐ皮膚の抗老化などの研究も進んでいます。
アスタキサンチンの摂取量の目安は、疲れ目に関する実験などによると1日に6mg。ベニザケなら2〜3切、イクラなら大さじ30杯に相当します。栄養補助食品などでも摂取することができます。

目の疲れを訴える男女(20〜60歳)40人を、1日にアスタキサンチン6mg摂取するグループと、プラセボ(偽薬)摂取グループに分け、2週間後、4週間後にピント調節力を測定器で計測した。摂取前と比較して、プラセボ摂取群はほとんど変化がなかったが、アスタキサンチン摂取群は調節力が優位に改善していた。
矢澤一良,食品と容器,46(2005)

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