


ご隠居さんは読書家でらっしゃるが、目のほうはいいんですかい?
もちろん老眼鏡は放せませんが、それ以外は問題ないようですな。
そりゃいい。実はうちの親父が、眼鏡が合わなくなって医者に行ったら、年がいくといろんな目の病気の心配もでてくるから、定期的に検査しろって言われたそうなんですよ。
白内障や緑内障、加齢黄斑変性など、いろいろありますな。
失明などの危険性もあるとか…。
中途失明の原因には、糖尿病性網膜症や緑内障などがあるんじゃが、アメリカで65歳以上の中途失明の原因の第1位とされる加齢黄斑変性が、日本でも増えてきているそうじゃ。
そりゃ、気をつけねばなりませんな。いったいどんな病気なんですか。
症状としては、ゆがんで見えたり、視野の中心になるところが見えなくなったりするといいますな。
へぇ〜。しかし、加齢黄斑変性って、難しい名前の病気ですな。
そうですな。黄斑部というのは、目の網膜の中心部にあって、ものを見るのに大変重要なところなんじゃ。その黄斑部にはルテインという黄斑色素が密集しておって、有害な光線を吸収するなどして、酸化から守っておるらしい。しかしルテインはもともと体内で合成できんし、加齢とともに減少するそうですぞ。
そりゃ、困りますな。
加齢黄斑変性の患者さんは、健常な人と比べてルテインの量が少ないと、最近は日本人も調べられておるらしい。それに、食事などでルテインを摂ると黄斑部のルテインの量が増えることもわかっておるそうじゃ。
へぇ、ルテインかぁ。何を食べれば摂れるんですかね。
カロテノイドの一種で、マリーゴールドの花弁やホウレン草などに含まれているそうじゃが、栄養補助食品で摂るのもいいかもしれませんな。
それは手軽でいいですな。さっそく親父にも教えてやります。
そう、目は大事ですからな。書物もじゃが、可愛い孫の顔を見るのが楽しみでしょうしな。


